インドネシア仕入れの旅 vol.3

 

今回のテーマ。

それはズバリ

 

塩!

 

まさかバリで塩を仕入れてくるとは思いもよらなかったのですが、東部のクサンバという場所で採れる塩は

【世界で一番美味しい】

と言われているそうです。

そんなことを知ってしまったら、自称グルメとしては飛びつかないわけには行きません。

 

ということで、交通の便が非常に悪いバリ東部までローカルな移動手段【ベモ】という乗り合いのバンに乗って行こうと思ったのですが…


アッサリ断念しました。

 

まず、ベモという移動手段。

一部のガイドブックには運行時間は「日の出から日没まで」なんて書かれておりますが、事実上、お昼までと考えておくのがよろしいかと思います。

「日没」を真に受けて昼前の11時に宿を出てちょっと遠出をしたところ、まんまと町に戻れなくなりました。

そんな痛い経験をバリ滞在2日目にしたため、「ならば!」と、別の町への移動を早朝から開始し、ベモを2本乗り継ぐまでは順調。

だったはずなのに、最後の1本が昼前の11時ですでに終了しておりました。

(市場へ買い物に行く人が使う交通機関という位置付けが正しいみたいです)

 

昼前の11時に終了してしまう公共交通機関が、いったい、どこの国に存在するのでしょうか!?!?

 

ということで、前回の失敗を活かし同じ轍を踏まないように学んでるつもりだったのですが、バリのベモには泣かされっぱなし。

そして…村に行くのが怖くなりました(涙)

村に行ったら、もう戻れなくなるのでは?

いや、実際そうなる確率が非常に高いのです。

さらに移動手段を失い途方に暮れた旅行者に、この国のタクシー運転手は人とは思えないほど冷酷…

となると、

 

あー、ヤダヤダ、めんどーい!

 

という結論に至りまして、クサンバへは参りませんでした(笑)。

が。

お金さえ払えば、ちゃんとしたクサンバの塩が手に入ります。

それがコチラ。

 

【KOU】というナチュラルソープのお店がバリ中部のウブドにあるのですが、そこの姉妹店、手作りジャムで有名な【KOU CUISINE】で手に入ります。

 

クサンバで購入した塩には、砂などの不純物がかなり含まれているそうですが、こちらのお店では特殊な精製方法を用いて不純物を除去。

クサンバの塩の味はそのまま、クオリティの高い商品として販売しています。

村で購入すれば1kgで数百円程度らしいのですが、KOU CUISINEでは1瓶80gで300円ほど(2014.05現在)。

正直高いですけど、クサンバへ行く労力と不純物を取り除く工程、また可愛い瓶詰めになっているのを考えれば、「アリ」ではないでしょうか。

 

KOU CUISINEではピュアソルト(左)とハーブソルト(右)を扱っております。

チークを削って作ったスプーン(70円ほど)も素朴で可愛いですね。

 

 


ちなみに、残念ながら現地のスーパーにクサンバの塩は置いていないそうです。

(ではクサンバの塩は一体どこへ卸されているのか?という疑問は残るのですが…)

なので欲しい方は、クサンバの村まで行くか、ウブドのKOU CUISINEへ行くか、となるようです。

 

しかし、スーパーにも(たぶん)クサンバ産ではないのですが、バリの塩は売っていました。

それがコチラ。

 


 

帰国直前、インドネシア仕入の旅 vol.1 でご紹介したPia Legongへ行く前に寄ったクタのカルフールで見つけました。

なにやらちょっと美味しそう?なんて思いまして、4種類売られていたうちのCOARSE GRAINというものを買ってみました。

 

クサンバの塩も、こちらの塩も、鋭くとがったしょっぱさはないのですが、幾分、こちらのほうがクサンバのものより精製されている感じがします。

それは見た目から受ける印象が味に反映されているのかもしれませんが、ものすごく綺麗なピラミッドの結晶になっております。

まるで水晶みたいです。

そのため、少しシャープな味?のように感じます。

 

ちなみにコチラは1箱240gで400円程度でした。

帰国間近で出費には神経質になっていたため「高い!」と思いましたが、KOU CUISINEのほうが全然高いですよね(苦笑)。

 

バリの塩は、実は秘かに人気があるお土産だそうです。

みなさんもバリへお出掛けの際には、チェックしてみてください。

オススメですよ。