台湾 仕入れの旅 vol.1



新年あけましておめでとうございます。


すっかりブログ更新をサボってしまいましたが、

本年もfraternitéをよろしくお願いいたします。


さてさて。

2014の年末から2015年の年始にかけて、フラリと台湾へ仕入の旅に行ってまいりました。


いかにもビジネストリップといった感じで書きましたが、遊び9.5割、仕事0.5割といった感じ。

仕入の旅といっていいのかどうなのか?くらいにしか仕事はしてまいりませんでした。

ま、いいですよね、だって年末年始の休業日ですもの・・・(言い訳がましい)


で。

今回のブログテーマは、ズバリ。


パイナップルケーキ♡


そもそも、みなさんは【パイナップルケーキ】というとどんな印象があるんでしょうか?


台湾に行くということを周囲に告げたところ、

「じゃ、パイナップルケーキだね

と「パイナップルケーキをお土産に待ってます」と言わんばかりの熱い視線を受けました。


わたしとしては、

「台湾といえば台湾茶とカラスミでしょ!」

と揺るぎないイメージがあったので、パイナップルケーキなんて眼中にナシ。


そもそも。


パイナップルケーキって、マズくね?

 

なんて思っていました。

 

今まで旅した華僑エリア、すなわち、メインランド(本土)ではない中国文化圏で売られているパイナップルケーキは幾度となく食べてきたのですが・・・

 

周囲のクッキー生地はボッソボソで纏まりが悪くてバラバラと下に落ちるし、

餡も甘いだけで「どこがパイナップルなの?」と思わせるような味。

ネットリした餡とボッソボソのクッキーに喉が詰まりそうになり、むせるのなんのって。

 

なんでこんなもんに群がるのか、謎で仕方がありません。

 

しかし巷では

 

台湾=パイナップルケーキ

 

くらいの勢いのようで。

その勢力を裏付けるかのような周囲からの突き上げ。

パイナップルケーキというプレッシャー。

ここまでみなさんにご所望されては仕方ないので、

今回ばかりは本気でパイナップルケーキについて調べてみることにしました。

 

ネットで調べればたくさんの情報が溢れているのですが、

やはりここは個人的に信用できるソースを頼ることにして、

「パイナップルケーキに命をかける」 とのたまった幼馴染にベストを聞いてみました。


「あー、やっぱSunnyHillsでしょ」


 

「えっ、そんな身も蓋もない・・・」

 

と思ったのが率直な感想。

微熱山丘 Sunny Hills といえばパイナップルケーキの超有名店で、

台北のみならず、シンガポール、上海、日本にも支店があります。

友人は台湾に行っても、シンガポールに行っても必ず購入してくるらしく、

青山のお店にも食べたくなったら足を運ぶくらいの大ファンだそうで。

 

けれども、「パイナップルケーキに命をかける」とまで言うのだから、もっともっと情報が欲しい。

できれば、ちょっとマニアックなツウしか知らないような隠れた名店。

レア情報。

 

そんな情報が欲しくて執拗に聞き続けた結果、友人は嫌気がさしたのかノーレス状態に。

 

やばい。

が、これ以上聞くのも良くないのでしばし放置・・・

すると数週間後にその友人からチャットが来ました。

果報は寝て待て。

(って違うかな!?)

 

「BESTパイナップルケーキ、発見!」


いいぞ、いいぞ。

この一言を待っていた!


詳しく聞いてみると、ママ友が台湾土産で買ってきたものを、ひとつだけいただいたそうで。

「美味しくて涙が出た」とまで言うのです。

これは期待大!

と思って店の名前を聞いてみたのですが、包装紙に店の名前がなく、

パイナップルの絵と男の子が万歳している絵だけが書いてある、と。


なんじゃそりゃ?


友人は「このパイナップルケーキをもう一度食べたい!」という強い思いから、

自発的に(笑)ママ友に店の名前を聞いてくれました。

それがコチラ。


神旺大飯店のパイナップルケーキ!




この男の子を見る人が見れば、ピピン!と来るとは思うのですが、

そう、あの【旺旺坊や】ですね。

旺旺といえばメインランドや台湾で超有名な企業で、旺旺の【仙貝】といえば、

中国版のハッピー・ターンなんて言われたりもしています。

数年前に旺旺が台湾のテレビ局を買収するとかいって、大変な騒ぎになっておりました。

(企業がメディアを有することでの報道の公平性などが問題になっていたようです)


わたしは旺旺といえば煎餅のイメージしかなかったのですが、

ホテル経営もしていたんですねー。

そして友人曰く「マイ・ベスト」といったパイナップルケーキは、台湾国内においては、

台北の神旺大飯店にあるベーカリー【普諾麵包坊】でのみ販売されているのだそうです。


友人の「買って来い」コールや「マイ・ベスト」とまで言わせるパイナップルケーキの味。

これは試さないわけには行きません。


しかし、一筋縄ではいかず・・・


2015年1月2日に行くと、

「昨日は工場がお休みだったから今日はないの」

と言われ、明日、1月3日の午前に来い、と。

「午後じゃダメ?」

と聞いてみると、「午後にはないかも」という。


ちょっと、ちょっと、旺旺さん。

入荷量少なくない!?


うーん、午前中はひとつ用事があるんだけど・・・

と悩んでいると、「明後日1月4日の午後にも入荷するよ」と。

うーん、1月4日の夕方のフライトなんだよなー(汗)

取り置きもできないって言うし、とりあえず入荷情報だけを聞いてその場をあとに。


そして予定をやりくりして翌日に何とかGET。

いざ、レジに進んでクレジットカードをサッと出すと、

「SORRY, NO CREDIT CARD」

と言われて再び大汗。

ホテルのベーカリーでクレジットカード使えないって意味が分からんっ!


なんとか所持金足りましたけど。

帰国日が近くて残金も少なかったのでホントにヒヤヒヤしました。

お買い求めの方は、ひょっとしたらカードNGかもしれないのでお気をつけて!


で。帰国後に実食。


写真からも餡の感じが分かるかと思うんですが、神旺大飯店のほうが良く練れてて甘め。

一方、微熱山丘はゴソッとパイナップルの繊維というか、果肉を感じる仕上がりで酸味のアクセント。

まわりのクッキー生地については、神旺大飯店は程よいシットリ感でポロポロせず、主張しすぎない味。

微熱山丘はポロポロはしませんがサックリとした生地で、とにかくバターの芳醇な香り。


      ↑ こちらが微熱山丘SunnyHills

         ↑ こちらが神旺大飯店


 

ということで、個人的な結論としては。

 

微熱山丘SunnyHills

 

に軍配をあげたいと思います。

(ちなみに周囲は神旺大飯店のほうが美味しいという意見が目立ちました)

 

神旺大飯店のも美味しい。

クッキーも餡の調和がイイと思います。

一方の微熱山丘は餡は酸味があってクッキーからバターの濃厚な香りが漂い、

各々はかなり強烈に存在を主張しているのですが、

1+1=2

以上のものを感じました。


 




冒頭で、「パイナップルケーキはマズイ!」

なんて発言をしましたが、もちろん、撤回させていただきます。


美味しいパイナップルケーキは確かに存在する!


ただし。

購入するお店はしっかりリサーチしていきましょうね!









≪追記≫


微熱山丘SunnyHillsのパイナップルケーキですが、

店舗ごとによって(国ごととも言えますが)多少の味の違いがあるそうです。


わたしは台湾と日本のものだけを比較してみましたが、

(すっかり大ファンで南青山の店舗にも足を運びました・笑)

日本のものは餡の酸味はかなり抑えられ、クッキー生地のバターの香りも少なめでした。


南青山の店員さんとお話をしてみると、使用しているバターやパイナップルが少々違うとか。

両者甲乙つけがたいのですが、あの酸味とバターの香りに軍配をあげたのですから、

台北の店舗のもののほうがわたしの好みには合いました。































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