インドネシア仕入れの旅 vol.4

 

こんにちは、fraternitéです。

 

最後にブログをアップしてからかなり時間が空いてしまいましたが、今日はインドネシア仕入れの旅vol.4をお届けいたします。

 

さて今回は、嗜好品には目がないワタクシが「絶対に買って帰るぞ!」と決意していたコーヒー&紅茶+αをご紹介します。

そのうちのひとつが【コピ・ルアク】。

インドネシアの特産品と言える最高級&高価なコーヒーなのですが、ご存知ですか?

実はこのコーヒー、インドネシアに生息するジャコウネコの糞から採取された豆を洗浄・焙煎したものなんです。

そのウンチクを述べるだけで「うげー!」という評価もいただきましたが、モチロン、「美味しい」「高価」と言われれば、試さずにはいられません。

 

ということで、帰国直前、バリ島のスーパーで購入してまいりましたのがコチラ。

 
 

試飲してから購入するわけではないのでどの商品にするか悩むところですが、【味は価格に比例する】という大原則に基づいて150gで2,500円くらいする中程度の価格のものをチョイス。

豆はモチロン、自分で挽くタイプのWHOLE BEANです。

帰国後に開封してみると、ものすごいアロマ!

豆は浅煎り。

普段は深煎りの苦めのコーヒーをマキネッタで濃く淹れて飲むのですが、ネルドリップでいただいてみました。

 

結論。

 

「うむ、これはかなりウマい」

 

何と言っても、香りが良いです。

浅煎りなので苦味は少ないものの、サッパリしてるしミルクとの相性も抜群。

 

家族には「糞から取れたコーヒー」と最初に言ってしまったために、誘っても誘っても「いらない」と断られ続け、お陰さまで1人で堪能させていただきました。

 

ところで、なぜ、ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆であることでこんなに香りがよく高価なのでしょう?

 

wiki先生のウンチクをご参考までに掲載させていただきますと、

 

"インドネシアのコーヒー農園ではロブスタ種のコーヒーノキが栽培されており、その熟した果実は、しばしば野生のマレージャコウネコに餌として狙われている。しかし、果肉は栄養源となるが、種子にあたるコーヒー豆は消化されずにそのまま排泄されるので、現地の農民はその糞を探して、中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎する。

コピ・ルアクは独特の複雑な香味を持つと言われており、煎り過ぎて香りが飛ばないように、浅煎りで飲むのがよいとされる。一説によると、ジャコウネコ腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特の香味が加わるという。"

 

のだそうです。

これによってあの素晴らしい香りができあがるのですね。

以前、私は「ジャコウネコは美味しいコーヒーの実しか食べないから」と聞いたのですが、wiki先生の解説には見当たりませんでした。

 
ちなみに。
同じ商品がバリの空港の免税店にも置いてありましたがスーパーと比べると倍近い価格になっておりましたので、お求めの際は要注意です!
(東南アジアなど物価の安い国ですと、必ずしも免税店の値段が市場価格より安いとは限りません)
 
 
 
 

そしてそして。

お次はお茶の話です。

 

【ジャワ・ティー】という単語を聞けば、

「ああ、そうか!」

と納得していただけると思いますが、インドネシアは紅茶の産地でもあるのです。

旅の途中、日本でもお馴染みの茶畑の光景が目の前に広がっているのを見たときは、感動さえ覚えました。

 

実は、日本出発直前まで迂闊にも【ジャワ・ティー】という単語を失念していたのですが、同僚に言われて「あっ!」と雷に打たれました。

 

これはこれは!

期待・大!!

 

そんな思いを胸に、インドネシアへ乗り込みました。

 

結論。

 

「・・・・・・・・」

 

うーん、あんま美味しくないなぁ・・・(苦笑)

と思いながらも性懲りもなく食堂ではアイスティーを頼んでおりましたが、やっとやっと。

遂に美味しいジャワ・ティーに出会いました。

 

出会いの場所は意外にもローカル率100%の屋台、現地の人で常にごった返す夕暮れのジョグジャカルタの路地でした。

フィーリングで何となく「ここで食べよう」と腰を下ろした屋台の料理はビックリするほど美味しくて安くて、隣のチャイ屋さんから運ばれてきたアイス・ティーは・・・

 

仰け反るほどの美味しさ!

 

食べ終わると早速チャイ屋さんに話を聞こうと、「どこのお茶を使ってるの?」と英語で尋ねてみたのですが、残念ながらまったく通じず・・・

茶葉を身振り手振りで見せてもらったところ、業務用だからかパッケージなんてものは存在せず、無造作にビニールに袋詰めされておりました。

 

なので一度宿に帰って仕切り直し。

日本人の皆さんがどの銘柄のジャワ・ティーを買っているのか、というリサーチから始まり、お茶でビジネスをしているという現地の方とテキストでチャットをし、味の特徴を述べたところ「たぶんコレ」と言われたのがコチラ。


 

ジャスミンの香りが強めの紅茶で、どうやら通常の紅茶にジャスミンがブレンドされているようです。

ジョグジャカルタではほとんどのお店でこの風味の紅茶がアイス・ティーとして供されていました。

ところが、そのほかの町ではお茶の味はどこでもイマイチ。

ジャワ島でもバリ島でも、何となくボケた味と香りのものばかりでした。

 

TONG TJIはスーパーで簡単に見付かるので、気になった方はインドネシア旅行のついでにぜひ購入してみてください。

私はルースティーが好きなのでこのタイプのものを買ってきましたが、もちろん、お手軽便利なティーバッグもあります。

 

濃く甘く淹れて、たくさんの氷で薄めて飲むのがインドネシア風。

これから夏本番の日本でも大活躍です。

 

そして本日最後にご紹介するのが、お茶請けのスイーツ。

インドネシアで大人気のお土産チョコレート、その名も【MONGGO】。

価格はちょっと高めで日本と大して変わらないお値段ですが、味は上々。

間違いないモノを買って帰りたい場合はオススメです。

 

ちなみにこちらはバータイプですが、板チョコタイプもラインアップされ、両タイプともに味の種類も豊富です。

 


 

 

以上、いかがでしたでしょうか?

 

私は必ずどこの国に行っても現地のスーパーマーケットへ足を運んでいます。

その国の食文化が垣間見られ、ついつい時間(と予算)を忘れて買い物をしてしまいます。

 

みなさんも現地のスーパーに足を運ぶときは時間にゆとりを持ってお出掛けください。

きっと気付いたときには、数時間あっという間に過ぎてしまったあとですよ(笑)。