ドバイぐるぐる…ぐるぐる… vol.1

 

年末年始&クリスマス休暇を利用して、フラリとドバイに行ってまいりました。

建前は【視察】

でも本当は【遊び】

だけどやはり職業柄、「売れるモノないかなー?」とモノ欲しそうにスーク(市場)を周ったのですが…

 

 

 

 


結局、趣味の食べ歩き&お土産(スイーツ)物色

という惨状…になりました。

分り切っていた結果ではあるんですが、でもやはり、自称、職業病にとりつかれてると思っていたのに、すんなり自己の食欲が職業病を打ち倒す瞬間を目の当たりにして凹みました。

煩悩の塊です。はい。

 

で。

 

出発前の事前リサーチで、【Patch】と【Bateel】は絶対買って帰ろう!

と決めておりました。

 

ドバイの(高級な)スイーツ系お土産と言えば、レバノン発祥のチョコレート屋さんの【Patch(パッチ)。

あとはサウジアラビアの有名デーツ(なつめやし)屋さん【Bateel(バティール)。

 

どちらもガイドブックには必ず掲載されているようで、ドバイで気の利いたお土産といえば、こちらの2店舗が押しも押されぬダントツおすすめNo.1となっています。

まずは Patch に行ってみました

入るとすぐに、店員さんがチョコをランダムに配ってくれました。

それを食べたところ…

 

うーむ、ぜんぜん好みじゃない(笑)

 

ミルクチョコだったし、中にジャンドゥーヤ入ってた…

あまりにも種類が多い&チョコの中に何が入っているのかチョコ本体を見ても判断できず、さらに包装紙につつまれているので、パッと見、全くわかりません。

 

「悩むならランダムに入れるわよ」

 

と店員さんに言われましたが、私は好みのチョコの種類が限定されているため、とりあえずビターチョコを試食させてもらいました。

(戴き物のチョコでしたら種類は問いませんが、自分で買うとなるとシッカリ選びたい面倒な人・苦笑)

こちらは苦みと甘さのバランスがとても良かったので、

 

「ジャンドゥーヤの入っていないダークチョコのみをランダムに250g入れてください」

 

とお願いし、自分用のお土産をお買い上げ。

しかし、少し疑問が頭をもたげます。

 

「ドバイに行ったらPatch買わないと!」ていうほど美味しいかな?

 

いやいや、美味しいです。

とっても、美味しかったです。

でも…美味しいチョコってどこにでもあるじゃないですか(笑)?

ジャンキーな味ですけど、輸入食品屋さんとかに並んでるオーストラリアのTimTamとかHershey'sが出しているReese'sとか、スイスのMÖVENPICKとかだって、ソレナリに美味しいというかフツーに美味しいじゃないですか!

特に日本人はチョコ好きなのか、美味しいチョコのお店、デパートなんかに沢山はいってるじゃないですか?

そんな飽食の日本において溢れんばかりのチョイスがあるなか、Patchじゃなきゃ!ていうほどの魅力は個人的には感じませんでしたけど…?

 

後日談ですが、社内で私のチョコ好き度を相対的に判断したところ、人並み以下でした(苦笑)

さらなる後日談ですが、先日パクリとひとつ食べたら記憶以上に美味しかった…

(結局、「美味しいのかそれほどでもないのかドッチヤネン!」て話でスミマセン・汗)

そしてそして。かなり期待値が高かったBateelへ

デーツ(なつめやし)。

 

そもそも、みなさんは食べたことがありますか?

日本人には馴染みのないこのフルーツ、私は日本では食べたことも、見掛けたこともありません。

 

最初にデーツと出会ったのは、学生時代にイランで。

家庭に招かれてお食事をご馳走してもらったときに食後のデザートで出てきました。

「えっ?これ!?」

というのが、正直な感想(笑)。

ぜーんぜん、美味しくなかった。

強いて言うなら干し柿のような味?でしょうか??

何とも言えない独特な味なのですが、決して美味しくない(笑)。

 

その後、いくどとなくデーツを食べる機会があったのですが、いつ食べても美味しくない。

ひとつ食べてみてから、もうひとつへは決して手が伸びない…

そんなシロモノでした。

最近では、昨年シンガポールでムスリム学校の生徒さんがフィールドワークでデーツを紹介してた時に5粒ほど入った小さなパックをもらったのですが…

やはり、美味しくない(笑)

健康には非常に良いみたいなので、ぐっ!と耐えて食べましたが、よっぽどの理由がない限り2個目に手が伸びません。

 

なのに、なぜ、デーツ屋さんのBateelに期待値が高かったのでしょう?

 

その理由は、自分でも分りません(笑)。

でも、美味しくないなーって常に思うのに、必ず機会があれば食べていたという行動も謎と言えば謎です。

「私はデーツ苦手です!」

と言ってもおかしくないくらい美味しいデーツに出会ったことはないのに。

なのに私はいつも「とりあえず1つ」、と手を伸ばしていました。

だからきっとその行動の延長線上に、Bateelのデーツへも期待があったのでしょう。

 

「今度こそは…」と。

結果、のけぞりました!

あまりの美味しさに。

ビックリしました。

 

これが、これが!

このときを待ってたぞ、デーツっっっ!

 

という感じ。

思わず、試食でいただいた一粒を食べた瞬間に日本語出ましたもん。

「★◎”☆■☀@▼☄◇”+@♥~!(涙)」

全然、日本語じゃないですけど。

ベートーベン交響曲第9番 第4楽章 【歓喜の歌】

流れました、フルバージョン。

頭の中でカラヤン指揮のベルリンフィルの大演奏。

 

すごい!

わたくし、こーんな美味しいスイーツ、食べたことがないかも!!!!

 

というレベル。

凄まじいレベルの美味しさでした。

 

何がどう美味しかったのか、というのを言葉で説明するのは非常に難しいのですが、ズバリ、一言で表現するのなら

ハーモニー

とでも言うのでしょうか。

味がとってもまろやか。

尖ったものがひとつもなく、自然に口の中に溶けていくような味わいがとっても上品。

そう、上品。

こんな美味しいものが、こんな上品なものが自然の産物だなんて、ホント、感服いたしました!

自然ってスゴイ!

なかなかドバイまでBateelのデーツを買いに行くのは大変ですが、

(個人的にはその価値は充分あると思います)

期間限定で日本のデパートに来ることもあるようです。

(数年前のバレンタインデーのときに新宿伊勢丹や銀座三越などに来ていたとか)

さらに世界各国に直営店があるようなので、近くに行くことがあれば、ぜひ、お試しください。

お値段は少々張りますが、それだけの価値はあると思いますよー!

(お店では試食もさせてもらえるので、そこで気に入れば買えばいいだけですし)

 

ちなみに、次回の海外出張(視察?遊び?)はインドネシア。

目的地はバリなのですが、ジャカルタには2店舗あるようです。

チケットを押さえた後に知って大ショック。

ジャカルタ往復のチケットにすればよかったです…

 

でも。

現地で12日間あるので、ジャカルタまでBateel目指して旅します!

 

 

 

 

 

 

次回は…ドバイで買った(食べられない)お土産についてのブログをお届けしたいと思います!